ちゃるこん

理系大学院生による「マインドマップ」を用いた書評、映画評論ブログ。理系大学院生にありがちな日常や、教育や受験についても書いています。

ウィルパワーと優先順位。男を捨てたジョブズ。僕にとっては服選びが大事だ。|マインドマップを利用した書評DaiGo『自分を操る集中力』

今回マインドマップを利用した書評をご紹介するのは、メンタリストDaiGoさんの『自分を操る集中力』です。

 

DaiGoさんの本は何冊も読みましたが、そこらの心理学本より多くの実践的な心理学が学べます。ぜひ、読んでない方は読んでみて下さい。

 

 

 

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この本では、「ウィルパワー」を鍛えようということが書かれています。

文字通り、意思の力です。これは前頭葉を使って、何かを決定するときや集中するときに使われます。

しかし、この力は一日のうちに決まった量しか使えません

そこで、大事なときにこそこの力を残しておくために、習慣化や回復法を取り入れることで増やしたり、節約したりしていこうという内容です。

 

僕が一番驚いたのは、このウィルパワーは些細な決定でも多くのエネルギーを使ってしまうということです。

例えば、毎日の服選び、これにもウィルパワーは使われます。

一定量しかないのに時間をかけて悩んでいては、多くのエネルギーを使ってしまいます。

スティーブ・ジョブズなどはこのウィルパワーを知っているのか、服装を一つに統一して余計な時間やエネルギーを使わないようにしてるみたいです。

僕は服が大好きなのでウィルパワーを服選びに使ってしまっていいと思うのですが、そうでない人は決まった服を着て、自分の制服みたいにしてしまうのもおもしろいかもしれませんね(笑)

 

これには暗に自分の優先事項をはっきりと決めることでウィルパワーを節約できるということが含まれているのかもしれません。

スティーブ・ジョブズにとっては毎日の服選びは優先度の低い事柄なのですが、僕にとっては服選びの優先度は高いということになります。

 

少し話が脱線しますが、恋愛や商談において最も大事なのは第一印象が勝負だというのは間違いないでしょう。

例えば、恋愛において女性が男性を見るとき初めに見るのは服だそうです。

その後、顔や体形。最後に中身でしょう。

ちなみに男性が初めに見るのは女性の体形です。

ならば、結婚もしていない僕ら世代は服にこだわらないとモテないと思います。

女性ならば、やはり体形が大事ということになるでしょう。

これが僕が服装にこだわる理由です。

 

ちなみに、第一印象を簡単に変えられるのは、

男性なら髪型、女性なら化粧だと言われています。

 

イメチェンをしようと考えてる人も多い春。

まずは、男性なら服と髪型。

女性なら、体形や化粧の仕方。

これを変えてみると新しい恋愛への第一歩が始まるかもしれません。

 

 

このままでいいのか!?「指示待ち人間」ばかり生産する工場と化した学校|日本の教育の問題点

僕はバイトで個別指導や集団指導の塾講師をしています。

今回はそこで毎回考えていることを今回は話そうと思います。

 

日本の小学校のレベルの低さ

①3.9+5.1=9.0は間違い!?

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②縦×横×高さの順番じゃないと間違い!?

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これら2つの問題はいずれも小学校高学年で習う算数の問題です。

林先生の初耳学でも取り上げられたので、知ってる方も多いのではないでしょうか?

 

これらの問題の共通点は小学校教員の採点方法に対する疑問です。

文部科学省に定められた教科書通りの方法で解答しないとバツになってしまう日本の小学校教育は明らかにおかしいと言えます。

何がおかしいかと言うと、物事の本質を見抜き、解答の裏側まで読んだ生徒よりも先生の言われた通りに解答した生徒を高く評価してしまう危険性があるからです。

 

つまり、より実践的で深く物事を捉えられているかもしれない生徒もしくはその可能性を秘めている生徒に釘を刺し、教育という機関に「洗脳」された「指示待ち人間」を高く評価するという矛盾が生まれます。

 

よく、学校で「指示待ち人間」ではいけませんよ!自分で考えて行動しましょうといわれませんでしたか?

これでは、「指示待ち人間」を社会的に育ててしまっているのではないでしょうか。

 

元々は学校とは、軍人の生産工場だった!?

日本の学校というのは、戦前までは元々は「指示待ち人間」を生産するための工場でした。世界的にも、産業革命以降政府に従う従順な軍人を育てる目的があったそうです。この話はホリエモンこと堀江貴文氏の『すべての教育は「洗脳」である』に詳しいです。

                

 

しかし、今となっては従順な軍人を育てる必要はありません。

むしろ、政府または国民が求めているのは、世界に通用する自国の富を築いてくれる自然科学を極めた専門家や柔軟な発想で富を築く新世代の社長ではないでしょうか?

 

今の日本の教育では、「洗脳」により「指示待ち人間」ばかりしか生産されないため、多くの「可能性」が潰されています。

これでは、今はある日本という国の将来のビジョンが見えません。

この初等教育でこそ生まれるはずである日本を変える「可能性」を自国自体で潰してしまっているのです。

 

では、どうすればいいのか?

まずは、「老人にかける社会保障制度」よりも「子供にかける養育費の補助」に力を加えるべきです。

「貧困家庭」の問題も国会で話題に上りましたが、日本の教育水準は年々かなりの割合で下がっています。

これに伴い、日本の一人当たりのGDPや本当の「日本の価値」も下がっているのが現状です。

これを受け止めて、価値のある日本を作るためにも学校教育、特に小学校教育に力を入れるべきではないでしょうか?

なぜなら、小学校高学年までで、子供の知能格差は終結するということを皆さんも経験的に実感しているのではないでしょうか。

中学校や高校になっても大きな意味で学力差は広がりません。

 

つまり、小学校教育において、

  1. 幅広い知識や教養に触れる機会を増やすことや、
  2. 高い専門知識を持った教師を増やすこと
  3. 家庭への養育費の支援

などが挙げられます。

 

幅広い知識や教養に若いうちから触れておくことで、「可能性」を様々な方向に広げ、柔軟な発想ができますし、子供が将来打ち込む職業を見つけるヒントにもなるでしょう。

 

また、高い専門知識を持った教師から教わることで子供の学力が上がることは証明されいます。この話は初耳学にも出演された中室牧子氏の『学力の経済学』という本に詳しいです。

 

さらに、塾や習い事、参考書を含む本こそが今の日本の教育、つまり「洗脳」からの脱出口でもあると思うので、そこへ通わせられるだけの養育費を国が支援すれば国としてもいい投資になるでしょう。

 

                

 

では、これらを実現するためには今ある国の予算から教育費への出資をしなければなりません。しかし、日本の国はお金がない。。。

これは、「指示待ち人間」ばかり育て上げたことが日本の戦後最大の敗因でもあると思いますが、なんとか捻出しないといけないでしょう。

先述しましたが、まずは「社会保障費」よりも「養育費」若い世代への投資が重要です。「社会保障費」はそこから育った若者が世界で活躍して、日本の国が大きな富を得たときに分配すればいいでしょう。

 

まずは、「大人」よりも「子供」にお金はかけるべきではないでしょうか?

日本が大好きな「高齢者」の人ほどそう思ってもらいたいものです。

 

 

マインドマップ的書評ブログを始めてみた|アドラー心理学『嫌われる勇気』とある生徒について

マインドマップ書評の第一弾は昨年のベストセラーでもある「嫌われる勇気」です!

 

何かと話題になっているアドラー心理学の体系的な理解も深まる本書。

 

しかし、読書嫌いでなかなか読めない「あなた」

 

まずは僕が作ったマインドマップを利用して簡単な理解から初めてください。

 

そして、概要が掴めた所でもう一度本書を手に取って読んでみてください!

 

きっと、理解も早まることと思います。

 

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簡単に言うと、アドラー心理学の重要な概念として挙げられるのは、

  1. ユング・フロイト的な「原因論」ではなく、「目的論」の立場をとる。
  2. すべての悩みは「対人関係の悩み」である。ー劣等コンプレックスをなくす。
  3. 他人の課題には踏み込まず、自分の課題には介入させるな
  4. 自己に執着せずに、より大きな共同体に目を向けろ
  5. 「いま、ここを真剣に生きる」

この5つに分類されます。

 

1.について自分の例も含めて話したいと思います。

 

  1. ユング・フロイト的な「原因論」ではなく、「目的論」の立場をとる。

よく知られるユングやフロイトの心理学では、人の行動について過去に原因を探ります。

しかし、アドラー心理学では、「トラウマ」を明確に否定し、人の行動を未来への目的のためであると考えます。「トラウマ」とは結局、「過去の経験に自分が与えた意味」であるとするのです。

例えば、自室に閉じこもっている人がいるとします。

「”過去”に自分は両親に虐待を受けたから、社会に適合できないのだ」と考えているのはそう考えたい目的があるからにすぎません。

その目的とは「外に出ないこと」つまり、外に出ないことで親が心配し、親の注目を一身に集めることができる。外に出ると、誰からも注目されない「その他大勢」になってしまいます。

それを避けるため、外に出ないという選択肢を取ったのです。

僕が働いている塾の生徒でこのアドラー心理学を用いて考えると合点がいく生徒がいました。

その生徒は、浪人していて個別指導塾に来る以外は基本的に家で勉強していました。しかし、その生徒は塾に来る前や模試前になると必ずと言っていいほど、胃腸炎になります。それもかなり重いものでしょう。さらに、教わったことはほとんど1週間でわすれてしまいます。何度同じことを教えてもです。

普通に考えると、体調が悪く、かわいそうな子で済みますが、僕はそうは考えませんでした。体調を悪くしたいという「目的」があるのだと考えたのです。

それはおそらく模試で悪い点数を取りたくない。勉強をしたくない。という目的からでしょう。これでは成績も上がらず、体調も改善しないでしょう。

 

志望校に本気で行きたいのであれば、勉強を好きだと思うしかないのです。

勉強を好きなんてみんなの前で言えない恥ずかしいと思うかもしれませんが、自分の心の中でそう思っていればいいだけです。

 

「自分は変えられます。」

悪い目的を持っていると自覚したら、いい目的へと切り替えてあげてください。そうすれば、いわゆる「トラウマ」から脱出できるでしょう。

 

                

 

見やすい!書評ブログに今までなかったツール「マインドマップ」とは?

「マインドマップ」をご存じでしょうか?

マインドマップトニー・ブザン(Tony Buzan)が提唱した思考・発想法の一つで、

頭の中で起こっていることを目に見えるようにした思考ツールのことです。

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こんな放射状に描かれたイメージを見たことがある人は多いんじゃないでしょうか?

お気づきの方も多いと思いますが、

これこそが「マインドマップ」なのです!!

 

脳内のニューロンにも似た、この「マインドマップ」を使うことで

・思考を整理しやすく、
・発想を豊かにし、
・記憶の定着を高めてくれる

というメリットがあります。

 

この方法によって、複雑な概念もコンパクトに表現でき、非常に早く理解できます。

 

これを書評として取り入れることで、書いている僕自身も分かりやすく、記憶に定着し、見てくれている読者の方々にも理解しやすく、覚えてもらえるので、一石二鳥です。

 

これから、「マインドマップ」を用いた書評を沢山公開していくつもりなので、

注目してみてください!